(田部井哲広 記)
「初等科学史研究会……なんのためにそんな集まりがあるの?」
この研究会のタイトルを聞いたとたん,そんな風に思う人も少なくないでしょう。NPO法人楽知ん研究所は,〈たのしい知〉の普及・啓蒙・研究活動を精力的に行っています。〈たのしい知〉には,「1700年代から続くたのしい科学の伝統」が,かなりの割合を占めます。そう,「たのしい科学や科学教育」のことを詳しく知るには,科学史の研究が不可欠なのです。
「でも,歴史の話って眠そうだなぁ(^_^;)」
「科学史ってむずかしそうじゃない?」
そう思うでしょ?
この研究会は,「〈初等〉科学史研究会」なのです。〈初等〉って書いてあるでしょ。これは,仮説実験授業研究会の板倉聖宣さんにつけてもらった言葉なのです。簡単にいえば「シロウト,アマチュアのための」という意味です。
普通,シロウトやアマチュアというと,「程度を落として簡単にした内容」と受け取られがちですが,そうではありません。「シロウトこそが興味を持つ内容」「アマチュアが知るに値する内容」という意味で使っています。
初等科学史研究会は,
〈フツーの人が知るに値する科学史〉に関する研究会
です。
「少しはそういうことに興味があるけど,むずかしい話はやだな〜」という(^_^;),そんなあなたの参加をお待ちしています。
● 初等科学史研究会 ●
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【主催】 NPO法人 楽知ん研究所 【日時】 9月4日(土)午後1時〜5日(日)正午 【場所】 オーシャンリゾートホテル・マホロバ・マインズ三浦 http://www.maholova-minds.com/meeting/index.html 〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3231 TEL: 046-889-8900 宿泊定員:20名(相部屋です) 参加費,宿泊費(1泊2食つき):1万3000円 |
【申込〆切】 8月28日(土)まで
【申込方法】 |
【主な内容】: ・《自由電子が見えたなら》《30倍の世界》《磁石》〈電磁波の世界〉《光と虫めがね》といった「親子(孫)夫婦でたのしい仮説実験講座」で扱った授業書に出てくる科学史関係を集中的にまとめる。 ・各参加者のもちよりレポート発表など |